韓国が発表した「北朝鮮の魚雷で哨戒艦沈没」に対し、北朝鮮が「全面戦争」の可能性に言及。世界各国に衝撃を与えた。このことに関して、アメリカは「国際平和に対する挑戦」と発表した。「戦争」の解釈に、各国様々な対応が求められるが、早急かつ慎重に行動を起こす必要があるだろう。 さて、今回は競馬場でよく見る「あの馬」についてコバナシをお届けしよう。 競馬場へ行くと、パドックからレースへと競走馬たちを先導する馬がいる。いわゆる「誘導馬」である。多くの方は、どのような経緯で誘導馬が決まるかご存知だろう。 まだ競馬に無知だった当時の私は、ふと、 「この誘導馬はレースに出たりはしないのか・・・」 と、会場で疑問に感じたことがあった。 調べてみると、引退した競走馬が、再度調教し直され、誘導馬として次のステップを歩むことも少なくないという。 元競走馬の場合、生まれてからずっと「レース仕様」に育成されてきたので、改めて誘導馬の訓練をしてからのデビューになる。これまでの「攻めの調教」が一転して、温厚に、「守る調教」へとなるのは、利口な動物とはいえ、人間の自由に振り回されている感がしてしまう・・・・・・。ただ、その馬たちの苦労のおかげで、白熱するレースを我々馬ファンは拝めているのだろう。 誘導馬は、迅速に競走馬を本馬場まで誘導し、円滑にレースをできるようにするのが、一番大きな仕事といえるだろう。 パドックから眺めていると、レースに挑む競走馬は、些か殺気立ち、そわそわ落ち着かない馬がほとんどだ。しかし大抵、誘導馬は凛としていて、競走馬たちを毅然とした態度で誘導している。その姿は、時折滑稽にも見え、それだけで一種のパフォーマンスに見えてくる。 競馬場へ行くのは、勿論、「馬券」=ギャンブル目的が第一だろう。 しかし、パドックや本馬場で、是非一度、誘導馬を含む見方の角度で、馬たちを見てもらいたいと思う。そうすれば、いつもとは少し違う競馬の楽しみ方ができるのではないだろうか。 (2010.5.21)