月末からの厳しい寒さも、少しずつ和らいできたものの、こと夜にかけては少し凍てつく寒さが残る。昨年11月くらいまでは、例年よりもマスク人の数は、それほど多くはないと感じていたが、年末年始からインフルエンザの報道も加速し、一気に電車やバス、道行く人など、大多数のマスク人が急増している。特に、逃げられない電車や、バスなどの密室の空間はやはり感染力も強いのかもしれない。 これまでは、馬や馬に関連する内容だったが、今後はわたしが常日頃感じたことを含めコバナシをさせて頂こうと思う。その一回目はここ数年の子供達の様子、「下を向いて歩く子供達」についてコバナシをお届けしよう。 さて、この二月初旬前後は、一部例外を除いて中学受験が一斉に開始され、近年では、「お受験」といわれる、子供達の戦いも激化している。夜遅くまで仕事で頑張るお父さん。それに負けじと深夜まで猛勉強に励む子供達。週休2日制がもたらしたものは何か。休みを利用して、受験合格まで必死に勉強に費やす子供、また、野球やサッカーなどスポーツや習い事に夢中な子供達など、多種多様に選択肢が広がったのは事実である。 しかし、大抵、多くの子供達は一緒に集まって遊ぶのが大方を締めているようだ。それも室内で。物騒な世の中・・・、といわれ続けているせいか、太陽の下で元気に遊ぶ子供達を、近年ではあまり見かけなくなったように感じる。勉強をし、柔軟な頭に知識を沢山取り入れることも重要。学力低下は国家の一大事!の前に健全な心と体力を育める環境を国家が築き上げることのほうが私は最重要視すべき問題だと思う。 しかし、遊びに夢中の子供達も、勉強を頑張る子供達もいつも向いているのは手元=下である。参考書、ゲーム・・・、会話をするのも下を向いたまま。学力低下をうたうよりも、これでは人との付き合いも薄れてきてしまうのではないだろうかと・・・時折、不安になることがある。 ただ、今一生懸命夢中に頑張っていることは、何にせよ、運動、勉強、遊びにしても、やりつくしたと、成し遂げたと思えることは、結果はどうであれ、いずれ自分の肥やしとなって、成長できるだろう。 そして、何かを始めることに遅いも早いもなく、そう思ったときに、始められるかが一番大切であるとわたしは思う。 (2011.02.04)