4月も下旬、「春爛漫」と謳うも、再び3月上旬の寒さが舞い戻ってきたかのような気候。冬物からの春物への衣替えも、もう少し様子見が必要なようだ。 さて、今回はタイトルにある「ウマ辛天国」についてコバナシをお届けしよう。みなさんはこのネーミングを見て、何を想像されるだろう。今や日本ドラマより韓国ドラマが昼時を占めているといっても過言ではないほど、韓国のドラマが次々と放送されている。今回取り上げた「ウマ辛天国」も、もうお分かりのはず、韓国についてである。 ただ、本場韓国のコバナシはまたゆくゆくご紹介するとして、今回は東京の大都心のコリアタウン「新大久保」についてである。山手線で新宿のすぐ横の駅に位置する新大久保。数年前、ホームに落ちた人を助けようと、韓国人男性がホーム下に飛降り、結果その男性が亡くなった事件は多くの人を悲しみの渦に巻き込んだ。 そして、今や多くの女性を虜にする、韓流スターたち。この数年で、これまでの韓流ブームと違ってきたのは、女性アイドルの日本進出にある。以前はヨン様から、男性のアイドルグループが勢力をみせていたが、それに加え、KARAや少女時代など、女性アイドルが次々と日本へデビューしてきている。そのためか、女性が9割方を占めていたのが、少しずつ男性客も増えてきたと韓流グッズの販売をしている人が話していた。 韓国料理といえば新大久保といわれる代表的なコリアタウン。そしてここ数年で、お店も様変わりが激しく、焼肉と並ぶくらい代表的なのが豚の三段バラ肉を取り扱う「サムギョプサル」というのが、新大久保には数多く点在している。毎月行くたびにお店が大きくなっている有名店など、一度当たるとその勢いは止まらないようだ。中には、業態を韓国料理屋だけでなく、Barや、スイーツのお店なども増えてきており、主婦層がメインだったのが、アイドルの多様化で中高生など制服を着た男の子や女の子達もこの1〜2年で多く見られるようになった。 おじいさんおばあさんの街「巣鴨」、若者の街「原宿」、韓流好き主婦の街「新大久保」が、週末などは母娘できている人も少なくない。パスポートいらずの日帰りで楽しめるコリアタウン新大久保。屋台で甘辛いタレを絡めたトッポギ(お餅)などを手に、新大久保散策をこの週末やGWの候補にいれてみてはいかがだろう。 (2011.04.22)