東日本大震災から来週で早3ヶ月が経とうとしている。 被災地復興のため、日々、様々な形で若者やボランティア団体などを始め、非常に多くの人々が懸命に活動し頑張っている。また、被災地以外の場所では、被災地の食品など積極的に取り入れた、飲食店での販売、関東ではこれからシーズン本番となるお中元にも、今年は被災地各地のものに力を入れ多くの品物が店頭に並んでいる。 だが、こうした復興・支援をしている中で、蚊帳の外の人間たちがいる・・・。今、戦後最大の危機とも言えるこの状況下の中で、国民が一番頼りたいのは政府である。今、国会・政府が一つにならずして、協力できずして、一体これまで何を思って政治活動に身を投じていたのだろうか。国会で菅首相へ対し、責任転嫁や誹謗中傷、揚げ足を取るのも結構。しかし、本来見るべき問題は、被災地が落ち着いてからすればいいではないか。
現在もなお、家を無くし多くの被災者が助けを求めている。正直、辛辣な言葉ではあるが、幼稚園児や小学生でも、この危機的状況にどうすればいいか理解していると思う。与野党それぞれが、言い争い、闘い合うのは、何度も言うが、この危機的状況から脱出できてからすればいいだろう。語弊のないように言っておくが、政治家すべてがそうだと言っているわけではないことを加筆しておく。 いずれにせよ、今、国民一人一人ができることは限られている。それでも、日本国内外で、「少しでも役に立てれば」という想いから、みんなそれぞれの形で被災地・日本復興のために頑張ってできることを努力している。 菅首相が悪い、〜が悪い、と愚痴や文句をいうその前に、一刻も早く、与野党はそれぞれの表立った体裁に捉われず、「苦しんでいる、助けを求めている人がいる。それじゃあ、みんなで助けなくては!!」と、スームーズにいかないのか理解に苦しむばかりである。海外から、日本批判=叩きに合うのも、恥ずかしながらしょうがないなとさえ感じてしまう。 「人=国民のための政治」とは、一体なんなのか??今一度、政治家諸君、そして、我々国民も真剣に考え、選挙を投票すべきだと改めて思った。マスコミなどに翻弄されるのではなく、しっかりとしたリーダーシップを発揮できる首相は現れるのか。「だれがなっても同じ・・・」という、我々のこの気持ちを打破してくれる政治を夢見て、もう少しだけ頑張ってみようではないか。 (2011.06.03)