一足先に梅雨明け宣言をした沖縄。だが、九州地方の豪雨など天気予報を見ていると、空梅雨から一転し雨降りしきる梅雨本番、といったところだろう。そして、毎年恒例のように起こる、河川増水などによる溺死のニュース。田畑を守る農家の人々が「様子を見に行ってくる」といって、洪水などで溺死してしまうケースがこの梅雨と台風の時期には必ずといっていいほど起こる。くれぐれも、過信せず天候が落ち着いてから外に出るよう声を大にしてお願いしたい。 さて、今回は兵庫県の温泉地でも有名な、有馬温泉で見るほたるについて、コバナシをお届けしよう。梅雨の季節、湿気にあいたくないがために、自宅にこもりがちになりやすいこの時期、家にいても悶々と雨の鬱陶しさに気が参る人も多いだろう。
そこで、気分転換にオススメなスポットがタイトルにある「有馬温泉」である。6月の下旬頃まで、有馬温泉各地、そして、有馬温泉街の中心を流れる「有馬川」に幽玄な、どこか儚げでありながらも、温かみをもつ、ほたるの光を楽しむことができる。また、有馬温泉街のいくつかの旅館・ホテルなどではその中の庭園などでも、ほたるを見ることができるようなので、詳しくは有馬温泉の観光HPなどを参考に行ってみるといいだろう。 都会では、ほぼ見ることのないほたる。その命にも限りがある上、存分に綺麗にいきた証を煌々と光を放ち、見るものを魅了する蛍の光。週末や日帰りでも、温泉や食事など十分に堪能できる有馬温泉で、あなたもほたる灯で日ごろの疲れと梅雨の鬱陶しさからしばし解放されてはいかがだろう。 (2011.06.17)