被災地周辺の地域を対象に全国的に牛肉のセシウム問題が大きな波紋を呼んでいる。水質汚染から始まり、茶畑や農作物など、さらには牛までもがその対象となり、日本における「食」が原発からの放射能問題で我々の日常を脅かしているといっても過言ではない。ことマスコミは、「〜〜が危ない。放射能が検出された」と、即時的な対応は迅速だが、言い換えると不安を煽るようなことばの羅列になっているように思える。その為にはどうすべきか、しっかりとした安心させる助言なく、不安要素だけが空中に舞っている。 今回は、そんな放射能が震災以降懸念されている中で、「放射能に負けない身体作り」についてコバナシをお届けしよう。「絶対大丈夫」というわけではなく、放射能を始めとする、日常生活の中でも簡単に継続して取り入れられる健康な身体作りを「食材」でご紹介。 まずは、ウリ科の食物。夏に代表とされるのは、ゴーヤやきゅうり、かぼちゃなど。果物で言えば、スイカやメロンなどがその科である。これら、ウリ科はカリウムを豊富に含み、夏に意外と摂取しがちな塩分を、利尿作用を促し、体内の塩分を一定に保つ働きがあるといわれている。後は「緑豆」がこれからの夏にはオススメである。この緑豆は、比較的手に入りやすいものとして、「緑豆もやし・春雨」が買い求めしやすいだろう。 効果は、暑熱を取り去り解毒する働きがあるといわれている食物のため、とてもこの時期には適しているといえるだろう。体内から余分な塩分や毒素を排出したら何をするか、体内のコーティング、即ち免疫力向上である。それには、きのこ類が効果覿面の食材といえる。基本的には、えのき、しめじ、まいたけなどどんなきのこでも免疫効果があるので、その日特価になっているきのこで十分だろう。
そして、暑い日こそ、熱いものを摂取する習慣を日に2回〜3回を取り入れ、内臓を温める習慣を身につけるとさらによいだろう。夏場の暑い時期に、冷たいものは、この上ない至極の瞬間ではあるが、継続していけば、体内の衰えが格段スピードアップすることを念頭に、食事の〆には温かいお茶を飲む。そういうことから始め、一日の食事には、上記で挙げた食材を上手に摂取されることをオススメする。 放射能にも、猛暑にも負けない身体をつくり、心身ともに健やかにこの夏を乗り越えて欲しい。 (2011.07.29)