先日、俳優で歌手の上地雄輔さんのライブ中、熱中症で搬送された人が数名出たとの報道。今回のみならず、この時期の野外でのライブ・コンサート・などのイベントごとは、企画者は勿論のこと、各自それぞれが注意しなければならない。夏のイベントは四季の中でも、一番大盛り上がりを見せるだけに、こういった熱中症などにはくれぐれも気を付けながら楽しんでいただきたい。 さて、今回「滝の流れる馬宿カフェ」についてコバナシをお届けしようと思う。毎日続くこの暑さ。ここ数日で更に暑さを増したようにも感じる。この馬宿カフェは、ところ変わってスペインはバルセロナにある「Mailuna(マイルナ)」というカフェである。 特にこのカフェが位置するラバル地区は、世界からの移民が多く住んでいるのが特徴的だ。中でもこのカフェは種類豊富な紅茶を扱うのが有名。その昔、1860〜1920年頃までは、実際に馬宿として使用されていた。その後、内容を変え商売を行っていたが、オーナーは当時の馬宿の様子を残すと共に、庭に滝を作り、当時、使用されていたような年代ものの家具や食器小物などをディスプレイし、ひとたびこのカフェに入ると外の喧騒などから解き放たれるような、なんとも居心地のいい空間をつくり人気を呼んでいるようだ。 「馬宿」の名残もそのままに、壁には馬を留め繋ぐ鉄輪などもあり、馬を愛する人々にも愛されているカフェである。ここ数年日本でも増えてきたが、カフェ併設でマッサージを行ってくれるのもこの「マイルナ」の特徴である。一階がカフェで二階がマッサージと、これは近年日本でも増えてきたスタイルではないだろうか。都会的でおしゃれなカフェでのひと時も優雅に時間を過ごす事ができるが、「自然」や「馬」を感じ、どこか懐かしさを思い出す、そんな心にゆとりという、都会的なカフェで過ごす優雅さとは別の気持ちにあなたを導いてくれること必至である。
さすがにスペインには・・・という方は、夏の日差しを気にしなくていい、プチ避暑地的で自然を感じられるカフェで、気の合う仲間とティータイムなど楽しんでみてはいかがだろう。 (2011.08.12)