芸人の島田紳助が「黒い交際」を理由に芸能界の引退記者会見を行い、その知らせに芸能界に衝撃が走った。頻繁に浮き立たされている「黒い交際」=暴力団関係者との交際があったことが、今回の引退の理由としてなされているようだ。さらなる真相・詳細については、どこまで明らかになるのか、世間の注目すべきところである。 そして、これまで芸能界の父として、自身の番組でデビューさせてきた若手タレント達は、その報道に皆、悲しい面持ちをしている。ただ、芸能界を引退しても、これまで培ってきた経営ノウハウなどを武器に、鉄板焼き・BAR・すし屋・お好み焼きなど実業家としての名も高く、その方面での活躍を期待したい。そして何より、今一番激震が走っているのは視聴率獲得のために躍起になっているテレビ局側かもしれない・・・。 さて、今回は「宮城から全国へ」のコバナシをお届けしよう。大震災から、早五ヶ月が経ち、普段より減りつつあるものの、少し大きめの余震が起こると、あの恐怖が瞬時に呼び戻されるのは皆同じではないだろうか。わたしも、ビルなどにいても、多少の揺れを感じると、そこからさらに揺れるのでは・・・、と不安が募り数十分ほどは落ち着かなくなる。揺れの意識に加え、あの揺れを体感し、身体が覚えているといった感じで恐怖が蘇る。 専門家達も、「震災後、まず一年間は油断できない」というから、一年間怯え続けなければならないのかとも思うが、こういうものは「忘れたころに」なので一番厄介である。ただ、あんな悲惨な状況下におかれながらも、人間は、日本は逞しく「復興」という、再起を成し遂げているのも事実。
その中でも今回取り上げたいのは「宮城牛」だ。放射能セシウムが発見され、出荷規制がされていたが、ようやく検査を終え安全を確認し出荷が許可された。世間的には、まだ不安もあるかもしれないが、一人ひとりの意識の仕方一つで救われることがある。 「東北=NG」という意識を切り離し、自身で確認しデマや氾濫している情報に惑わされない目をもって東北を応援していこうではないか。 (2011.08.26)