今週水曜日、ドコモのFOMAユーザーが通信障害にあい、一時混乱を招いた。ドコモは昨年のスマートフォンでも障害を起こし原因追求につとめと発表したばかりで今回の事象とは・・・いささかユーザー離れに加速するのではとの声もでている。実際、正午前後のため、様々な約束や待ち合わせが多い時間帯だったので、さらにその混乱に拍車がかかったようだ。だが、同時に発展した社会でもデジタル化された世の中に起こる落とし穴を見た気がした。デジタル化されたものも、管理するものも、元を辿ればすべては人間が作り出したものであるということを・・・。 さて、今回は「寒さに負けない日本の知恵」についてご紹介。昔から、寒い地方であるのが、「こたつ」。元々は、炭を中に入れ暖をとっていたようだ。そして、足先が冷たく眠れないときのアイテムとしては「湯たんぽ」。そして、発達した携帯式の温かくしてくれるものが「カイロ」だろう。また、衣服では、「ももひき」と呼ばれるものや、現代では「ヒートテック」などの、防寒(下)着なるものが流行し、重宝している。 簡単にあげるだけでもこんなにある日本の寒さに負けない知恵の形は、まさに温故知新そのものである。先人の知恵を現代に上手に活用する、日本国民の優れた国民性から生み出された代物ではないだろうか。今では、湯たんぽはレンジで温めるもの、携帯カイロも、使い捨てではなく「充電式」なんてものも出てきている。値段もそれほど高くはなく、繰り返し使用できることから、環境にも経済的にもよくエコを掲げる現代にはまさに必要不可欠なアイテムの仲間入りになるのではないだろうか。 経済的にも底冷えの日本。これもまた、うまく先人の知恵を活用しながら、世界各国、また、各企業それぞれに手を取り合い、身も心も、そして経済的にも懐豊かに暮らせる世の中になれるよう頑張りたいものである。 (2012.01.27)