連日極寒の日が続き、特に今年の大寒波は、平成18年度に並ぶほどの驚異的な寒さで、雪国は勿論のこと、都心などでもその厳しい寒さに身を震わせ生活をしている。同時に、そんな寒さの影響で例年同様の事故も相次いで発生している。雪崩や、雪かき時の転落死などである。 年明け1月には、新年早々、餅に喉を詰まらせ窒息死。2月など小寒・大寒の時期には寒さが一層強まり、雪かきなどでの転落死など、多くは一人で行なっていて亡くなった状態が最も多いらしく、必ず誰かと一緒に行うように呼びかけているものの、「自分は大丈夫、慣れている」などのおごりから、こういった残念にも命を落とすケースが増えている。是非、注意して欲しい。 さて、今回は「節分と恵方巻き」についてご紹介。諸説様々な言い伝えなど伝承されている恵方巻きは別名「丸かぶり寿司」・「招福巻」「開運巻き」などその名は縁起物に由来する表現で数種類あるようだ。時代に近いものとしては、のり問屋など、関西県の商人が商業目的で「商売繁盛」や「厄祓い」の意を込めて、この恵方巻きを発展させたのが有力だろう。 また、その昔、戦など勝負事の前に巻寿司を食べ勝利したことから、験担ぎとして巻寿司を食べる風習が引き継がれ発展したとも言われている。諸説ある根本的なことは、「験を担ぐ」ことに一致するように見受けられた。
客観的に見れば、バレンタインやホワイトデーなど商人の販売戦略的な考えもあるだろう。ただ、それを冷静に商売の餌になりたくないと判断するよりも、こういったイベントにのっかり、少し夢のある暮らしを過ごしたほうが、同じ生きていく中では楽しく過ごせるような気がするのは私だけだろうか。 世界大恐慌の今だからこそ、明日へ生きる活力源の一つとして大いに縁起物などを活用して欲しい。 (2012.02.03)