昨日16日から全国で確定申告が一斉に始まった。所得税・贈与税の申告・納税は3月15日まで。また、個人事業者の消費税・地方消費税の申告・納税は4月2日までとなっている。年末に行われる「年末調整」から、確定申告と、頭を抱える時期が今年も到来。毎年、申告後には「来年こそ早めに片付けよう」と思っている方が大半で、結果先延ばしになるのが多いのではないだろうか・・・。後半は混雑で、より時間がかかってしまうので、早めの申告をおすすめする。 さて、今回は「生活保護受給の若者急増中」についてお届けしよう。ここ数年、若者の生活保護受給者が増加している。単に「生活保護」と聞くと、年齢層的にも職をなくして、職を探していてもみつからない人々が申請をし、ある項目をクリアした人に与えられる受給資格の印象をもつが、その年齢が若者に多い現象が起こっている。 その傾向としては、「シングルマザー」である。20歳前後に出産をし、何らかの理由で夫婦として一緒になれなかった母親とその子供を対象に、この生活保護の受給申請が増えているとのこと。特に、若いからといっても生まれたばかりの子供を置いて働くこともできず、生後1〜2年まで受給する人が多いようだ。 ただ、この受給申請にも色々と問題があり、その審査含め、申請を下す人材と申請者との比率が大きく差があり、追いついておらず、すぐに申請が下りないという事態も起こっているとこがあるようだ。不景気の悪化、そして、若者のシングルマザーの増加をうけてなど、活用できるものは当然の権利で大いに活用すべきであるが、こういった事態を国がしっかりと受け止め、その対策を行うことも今後の課題にすべきことであるように思う。 (2012.02.17)