都内各地は桜も見事に満開に近い状態となり、この週末は天候が芳しくないものの、お花見としては、申し分なく咲くのではないだろうか。今年に関しては、桜と共に入学式を迎えられた人も多いのではないだろうか。日本を象徴する桜、もうしばらくゆっくりとその美しさを眺めたいものである。 さて、今回はスマトラ沖地震についてご紹介しよう。今月、11日に起きたスマトラ沖地震がM(マグニチュード)8.6と、その事態に世界は震撼。約一年経った日本も、他人ごとではなく、大きくみな恐怖に身を震わせたのではないだろうか。元を辿れば、2004年の大規模な津波は今回起こっていなが、今回はインド南部にまで、その揺れは観測され広域であった。2004年には13ヶ国、およそ23万人の尊い命が奪われ深い悲しみのどん底に瞬く間に連れ去られてしまった。 今回も、近隣諸国を含む国に津波警報を発令したものの、現在時点では解除され、心配はないとのこと。ただ、いずれにせよ、今回の地震で亡くなった者もいる。それは、津波や、建物の倒壊ではなく、心臓発作によるものがあったようだ。直接的に危害が及んで亡くなったというより、この地震で、突如、精神的なもので命を落とされたと思われる。東日本大震災でも、急激な変化に戸惑い、自殺・欝など、精神的不安要素から引き起こされる死もあるということを知っておく必要がある。 また、今回のスマトラ沖地震では、地震の発生源となるプレート問題を、再度、地震の専門家達が調べ、日本との因果関係や、近い将来起こるであろうと予測されている地震に向けて、見逃すことができないものとし、研究が進められているようだ。世界中どこにいても、もはや安全とは言いきれない昨今、あなたはどの国での生活をのぞむだろう・・・。 (2012.04.13)