今週は梅雨前線が活発化し、九州を中心にその影響で様々な被害が出ている。大雨による河川の増水、土砂崩れなど、二次三次災害が起こり、中には不幸に命を落とした人もいる。自然の脅威には逆らわないことが、一番の回避術だろう。 さて、今回は「いじめSOS」についてご紹介。今、滋賀県で起こったいじめ自殺問題が各情報番組で取り上げられている。いじめ問題は解決することは不可能に近い。いじめの定義も、いじめられた方が、そう感じた時点でそれはいじめになる。いじめた方は「そんなつもりじゃなかった」と本音か、言い訳か言葉を残す。 一番問題なのは、そのSOSに反応できない周囲にもある。これには類似した虐待も当てはまる。何らかしら根拠はなかったとしても、「ひょっとしたら・・・」の時間経過が、最悪、子を死に追いやることになることになるかもしれないということを、頭の片隅に置いていれば、いつもと違った行動をとれるかもしれない。とは言っても、万が一違ったりなど、自己防御の精神もわからなくはない。ただ、明らかに様子がおかしい場合は匿名で伝えるなど、工夫してでもその発信を受信してあげて欲しい。
ただ、今回のようないじめによる自殺は全国、そして世界でも起こっている深刻な問題であり。一つには、学力低下問題以上に重視されるべき問題になるだろう。色々議論しながら、正解は見つからないかもしれないが、想像と行動を起こして、一人でも多くの若い命を救うこと、そして、悪をのさばらすことを良しとする世の中を変える努力をもっと真剣に国をはじめとする学校などの教育機関は体制をととのえるべきだと私は思う。 国や学校のせいにするだけでなく、家庭でも子と親のコミュニケーションを取れる環境を充実させることも大切なことだろう。親は仕事に、子は勉強に、本来、人間として、親子として生まれてきた環境の中でのコミュニケーション不足は、様々なかたちで負のスパイラルを呼び起こすことになるだろう。 教師・親・兄弟・友人、普通と違うかなと思った時には一声かけてみよう。「あの時」と思わない日々を過ごすちょっとした会話の積み重ねこそが、重要なSOSを発信しやすく、また受信しやすい場になるのではないだろうか。 (2012.07.13)