2007年、今年も新たに馬の歴史が生まれる年となる。成人式も終え、新成人の若者達の抱負には毎年驚きがある。しっかりと自分の人生設計をたて勤しんでいる者と、そうでない者…。その差は歴然である。 さて、上記のインタビューでよく耳にする『抱負』。と同様に、大きく目指し達成したいもの、それは『夢』ではないだろうか? 今回は、ある海外の洋画で、ご存知の方も多いかも知れないが、2006年に公開された映画『夢駆ける馬−Dreamer』の話である。 アメリカらしいハッピーエンドであるこの作品、その内容は『馬を通して家族・友人との絆、そして、愛』がテーマである。登場する馬は、顔の表情・走る姿など、どれをとっても満足のいく、動物が好きな、馬が好きな者が嬉しくなるような作品ではないだろうか。 これまでギクシャクしていた親子の溝は、徐々に消え失せて無くなり、家族や友人みんながその馬に『夢』をのせ、人生の大逆転を願い、それを成し遂げてくれる様子をうまく描いている。底辺を知った者の底力を見せ付け、我々を勇気付けてくれる。自分のために、人(家族・友人達)のためにと、明日に繋がる力が湧いてくるような物語である。 現代では、様々な家庭問題が勃発し、悲しい出来事が後をたたない。この作品を見ると、自然に、家族・友人を始めとする周囲の人々の温かさを再認識しようとする自分がいるようにも思える。年明けの一月には、是非、幸先のいいもの、好きなものを存分に堪能し、この2007年を謳歌して頂きたいと思う。 本年も、皆様にとってご多幸満ちる素晴らしい一年と成りますこと、スタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。そして、を本年もどうぞ宜しくお願い致します。 (2007.1.10)