肩前後の少し長めの髪を一つに結うポニーテール。結ってある毛先がポニーの尻尾のように垂れ下がっている様子から名づけられたヘア・スタイルだ。 女性だけでなく、男性にも美容師・アパレル業界など、若者を中心に近年では増えてきたように見える。 実際「ポニーテール」とその言葉を耳にしても、初めはサラブレッドのような、比較的大きな馬のテール(尻尾)のうねりを想像していた。 しかし、よくよく考えてみると、ポニーテールはその名の通りポニー(主に小型馬)のテールを連想してその名称がつけられたものだとわかった。 サラブレッドもポニーも同じ馬ではあるが、やはり「可愛らしい=女性」を意識した結果、ポニーを選んだのではないか。 幼少の頃、遊園地へ出かけると、ポニーの背中によく乗せてもらったのを覚えている。 意外と我々の身近な所には、馬と関連し触れ合う機会が数多くあるのかもしれない。 それはポニーやサラブレッドなど生身のものだけでなく、部位的に、形を見立てるものなどに姿を変え生活に密着している。 馬を意識したものを日々暮らしの中で発見するのも、これまた非常に面白みがあっていいのではないだろうか。 ちなみに、7月7日の七夕は織姫がポニーテールだったということで、日本ポニーテール協会はこの日を「ポニーテールの日」と定めたそうである。 (2008.2.29)