世界各国、また、同じ国内においても異なる文化、風習がある。 日本では土佐犬などを闘わせる「闘犬」があるのは周知の通りだが、お隣中国・韓国について、こんな馬事情を聞いた。 この両国には、犬ではなく馬を闘わせる「闘馬」と呼ばれるものがある。 発情期の牝馬を2頭の牡馬の前に通らせ、血の気沸き立つ状態で闘わせる男同士の闘い。 それゆえ、「馬愛」とも言うらしいが冷めた言い方をすれば「死闘」だ。ある地域ではどちらかの馬が亡くなるまで行うところもあるらしい。 実際、馬の体型・構造を考えても、そんな激しい闘いを終えた後の状態では、勝敗に関係なく、後にすぐ崩れ落ちてしまうだろう。 わたしも男気溢れる馬達(牡馬)の勇姿を見るのは非常に興奮を隠せない! と初めは思ったがそれは誤りだった。 ネットなどに出ているそれらの映像は、迫力など通り越し「残酷」としかわたしは思えなかった。 歴史として、文化として残っているこの闘馬。 実は最近施行された動物保護法に抵触するため、廃止した地域もある。 現地の闘馬を応援する人に耳を傾けると、「牛(闘牛)や・犬(闘犬)はよくて何で馬は反対なんだ!」との声もありそうだが、少なくともこのサイトをご覧頂いている読者の方々は、わたし寄りの意見であることを願う。 競馬や乗馬etc…馬に魅せられ好きになりハマった我々は、その闘馬を心から応援することは難しい。 「飼えば家族・知れば友達」とわたし自身は、そう考えている。 今後も大きな波紋を呼びそうな闘馬、あなたはどう受け止めますか。 (2008.3.7)