真新しい制服・スーツを身に纏い、初々しく嬉々と歩いている若者を多く見かける4月。学校や企業など新入りが続々と入ってくる季節だ。 そんなニューフェイスになった人、ニューフェイスを後輩に迎える人におくるコバナシ。 今回は英語のことわざをお話しようと思う。 “A man may lead a horse to the water, he cannot make it drink.” これは「馬を水際に連れて行けても、無理に飲ませることはできない。こちらの思い通りにさせようとしても、嫌がるものを強いることはできない(=意思は曲げがたし)」と言う意味である。 仕事に関して言えば好きも嫌もないが、「魅力を感じさせる仕事」に見せるのは先輩の力量によるものだろう。 発想の転換、切り替えが大切なのだ。 意思疎通をはかるのに「言いたくてもうまく言えない、どうしよう」と懸念している新入りが多くを占める中、こんな言葉を耳にした。 「企業に勤めながらも、先輩や上司を父・母・兄・姉と思え」 仕事の楽しさを感じさせる手段として、先輩社員を「家族」のように接する考えを説いたものだ。これは先輩後輩、共に良いことだとわたしは感じた。 社会をこれから肌で感じる若者は、その仕事に魅力を確かなものだと感じさえすれば、驚異的な力を発揮してくれるだろう。 「初めはわからない」は当然のこと。恥じることなく、聞き調べることで、その仕事の意味と価値を見出すことができるのだ。 これから社会の軸となるニューフィスと、その彼(女)等を支える先輩方にエールを送りたい!!! (2008.4.4)