競馬を愛し、馬を愛する者であれば、きっと誰しもが一度は憧れる道がある。 風と共に颯爽と走る馬の姿に魅了され、また、馬が勝利し獲得する優勝賞金を目的とし、その期待に夢を追うものも多いのではないだろうか。 結局その夢(野望)として行きつく先、それは馬主ではないかと私は思う。 今回は馬主について皆さんにコバナシをお送りしたいと思う。 初めに馬主の種類について述べていこう。 大きく4つに分けて、個人馬主・法人馬主・組合馬主、そして一口馬主がある。 最後の一口馬主は、初めの3つとは少々意味合いが異なるため、後にご紹介するとしよう。 まず個人馬主だが、これは年間所得が2年連続1800万円以上、資産が9000万円以上の者に適応される。 次いで、法人馬主については資本金が1000万円以上を条件とし、代表者が50%以上出資し過去2年黒字決算。 その法人代表者については年間所得額が2年連続1800万円以上で資産額が9000万円以上、代表者が個人馬主資格を持っていること。(但し、この個人馬主資格は後に抹消される。) そして、組合馬主は、それぞれの組合員年間所得額が1000万円以上、組合名義の定期預金が1000万円以上、3名以上10名以下で規定された「組合契約」を組合員間で交わしていることを条件とされている。(こちらも同じく組合員が個人馬主資格を有していた場合は後に抹消。) ご紹介した今の内容は、ごく一部であるのでそれ以外の必須事項もある事をご理解頂きたい。 ここまでざっと金銭面などについて述べたが、ただ重くため息の出る話で、束の間の週末を競馬に充てる私には些か蜃気楼のような夢のまた夢のように感じる(苦笑) (2008.5.16)