主に、傷ついた競走馬のリハビリを行うこの「馬の温泉宿」。例を挙げて説明すると、まず「スイミングプール」がある。 うまレターWEBのうまレーダーブログの中に記載されている「トレセンレポ3泳ぐ馬(4/23)」では、気持ち良さそうに泳いでいる馬の様子が載っている。こちらも是非みなさんにご覧頂きたい。 その他、故障した身体への負担を最小限に抑えるべく、今述べたプール(心肺機能の向上や基礎体力を高めるもの)を始めとし、ウォータートレッドミル(水中のベルトコンベアの上で歩かせ足腰の強化)、ウォーターウォーキングマシン(脚部の冷却効果で、リハビリの初期段階のトレーニング、調教後のクールダウンを行う)などがある。 そして、やはり温泉だ。 湯は湯元温泉を使用し、疲労回復は勿論のこと、屈腱炎・関節炎の治癒などにもその泉質の効能が良いとされている。 初めは警戒心の強い馬も温泉を目の当たりにすると躊躇(ためら)いをみせるようだが、次第に慣れてくると、時折、楽しげで気持ち良さそうな顔をみせてくれる(笑) 馬の魅せる楽しそうな様子や、リハビリを行う、その真剣な表情に心を奪われ「頑張れ!」と、つい熱く応援したくなることだろう。いつのまにか我を忘れ自分も一緒にトレーニングを行っているような感覚にさえなる(笑) リハビリの内容や天候により変更はあるものの、平日が基本的に見学に向いているといえそうだ。ただ、週末は午前中であれば馬を見られるかも知れないとのこと。 レースとはまた違う、彼(女)らの頑張りに心動かされるものがある。 (2008.6.13)